by MIHARA YASUHIRO三原康裕
- Client | Chukyo TV
- Agency | Dentu
- Edit | KOUKI HATANO
- Videographer | KOUKI HATANO
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- Agency | Dentu
- Edit | KOUKI HATANO
- Videographer | KOUKI HATANO
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MIHARA YASUHIRO
from MAISON MIHARA YASUHIRO三原康裕
1972年長崎県生まれ。1994年、多摩美術大学デザイン学科テキスタイル学部に入学。在学中に独学でシューズ作りを始め、1996年に靴メーカーのバックアップにより「archi doom」を設立。1997年、大学卒業後に「MIHARA YASUHIRO」にブランド名を変更。2000SSよりウィメンズコレクション、メンズコレクションを国内外で発表。2016-17AWシーズンより、コレクションラインを「MAISON MIHARA YASUHIRO」としてリスタートさせた。
エッグチェア×川島織物という試みにとても興味を抱きました。そして、実際に何を表現すべきか? 悩む日々の始まりだということも実感しました。
私たちは3次元の中で存在しているため、「現在という時間」を感じることは出来ても、「過去」は記憶、「未来」は予想でしかありません。どうしても私たちは「時間」という概念を経過的に理解することは出来ても剥離された時間の存在を理解することは出来ません。しかし、私はエッグチェアという造形から「小宇宙」のような感覚を感じます。それは茶室のような限られた空間が、何かで満たされるような感じで。そこで私はさまざまな時間軸を小さな宇宙に積み重ねたいと思ったのです。
さまざまな時間軸を蓄積させたようなテキスタイルを作るためには、視覚的なことだけではなく「精神」のレイヤーが必要だと感じました。それは、川島織物セルコンの歴史と職人の技術という時間の重なりを意味します。美しくても、ただ古びたようなテキスタイルではダメなのです。なぜなら、人々の情熱や希望というレイヤーが結果的に未来を表現するためです。
思っていた以上に、私の哲学を深く理解してくれたということに感動しました。
恐ろしく深い美しさでした。
私は純粋に「挑戦」することを望んできました。率直に言うと、予想不能な「化学反応」を欲しているんです。それは、さまざまな異なるパズルが合わさるような世界。歴史や経験、生い立ちや生き方、人種や性別がぶつかり合うような世界。私たち人間はまだまだ何も知らない小さな存在です。だからこそ、挑戦するからこそ見えてくる広い世界があると感じています。デザイナーやクリエーターはその化学反応によって、継承すべき世界が伝わると思っています。「伝統」も元来は、イノベーティブな存在だと理解するからです。